リハビリテーションとは

リハビリテーションとは、病気や怪我などで低下した身体機能を回復させたり、元のような日常生活を送ることができるようにするための手助けを行うことです。
脳卒中や脊髄損傷などの病気の方、骨折などの後遺症やリウマチ疾患、また高齢者の廃用予防や認知症予防などを対象にリハビリは行われます。
当院では 267㎡の広々スペース で、 総勢11名の理学療法士・作業療法士 スタッフによるリハビリテーションを実施しております。
機能回復と社会復帰を目指します

リハビリテーション科では、病気や障害、老化、スポーツ外傷、手術などによる機能障害について、理学療法(運動療法、物理療法など)、また作業療法などによって機能の回復・改善を図り、日常生活や社会生活への早期復帰を目指します。
対象となる主な症状

・肩が痛い ・腕が上がらない ・手足がしびれる ・腰が痛い・歩くと膝が痛む ・けがで体がよく動かない ・体を動かすと痛みがはしる・スポーツ活動に早く復帰したい ・手術後のリハビリテーション など
脳血管疾患等リハビリテーション
- 脳血管疾患:脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳外傷、脳炎、急性脳症(低酸素脳症等)、髄膜炎
- 中枢神経疾患:脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍、脳腫瘍摘出術などの開頭術後、てんかん重積発作
- 神経疾患:多発性神経炎(ギラン・バレー症候群等)、多発性硬化症、神経筋疾患、末梢神経炎(顔面神経麻痺等)
- 慢性の神経筋疾患:パーキンソン病、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症)、遺伝性運動感覚ニューロパチー、末梢神経障害、皮膚筋炎、多発性筋炎
- 失語症、失認及び失行症、高次脳機能障害
- 喉頭摘出術後の言語障害、聴覚障害、言語聴覚障害、構音障害、言語障害を伴う発達障害など
運動器リハビリテーション
- 上下肢の損傷、脊椎損傷による四肢麻痺、 体幹・上下肢の外傷や骨折、切断・離断(義肢)、運動器の悪性腫瘍などの方
- 関節の変性疾患、関節の炎症性疾患、運動器不安定症など慢性の運動器疾患により運動機能及び日常生活能力が低下している方
当院の運動器リハビリについて
「運動器」とは骨、関節、筋肉、靱帯、神経など体を支えたり動かしたりする、生活をするために身体を動かす器官のことです。「運動器」に関する疾患としては、変形性関節症、膝関節の痛みや腰痛や頚部痛、五十や四十肩などがあります。「運動器」の疾患は、直接生命の危険に至ることは少ないのですが、外出、食事、入浴などのヒトが生きていく中で必要な日常生活の動作が困難になったり、寝たきりにつながったりと生活の質(QOL)の低下につながります。
これらの運動器障害のお悩みの方にリハビリテーションを行い、機能を維持、改善をしていき、日常生活の質(QOL)を高めていきます。
当院の脳血管リハビリについて
脳梗塞、脳出血などを中心とする脳血管障害の患者様、または寝たきりなど動かないことにより廃用症候群を有する患者様に対して機能訓練、ADL訓練、高次脳機能訓練などの訓練を行っております。 患者様にとって今後の生活に必要な日常生活の座る、トイレ、服を着る、歩くなどの方法を早く習得することが目的です。当院では病院などで長年勤めたスタッフなど経験豊富なスタッフがいますので、他院でリハビリ断られた方なども安心してご相談ください。
主な治療内容
理学・作業療法

理学療法とは疾病や外傷によって身体に障害のある人に対して、「立つ」「歩く」「座る」「起き上がる」などの基本的動作能力の獲得を目的に、運動療法 ・ 物理療法・ 日常生活活動訓練など身体への機能訓練を行います。
主に日常動作の獲得や社会復帰・スポーツ復帰等を目標に機能訓練を行っていき、一日も早く社会復帰し少しでも質の高い生活が送れるよう援助を行います。
作業療法とは患者様の日常の生活を想定しながら、日常生活に必要な食事・トイレ動作等の身辺動作に対し、各動作の練習や指導を行っていきます。
また、その基本となる機能訓練や生活関連動作としての家事動作訓練なども行い、身体機能や日常生活を送る能力の改善を目指して行きます。
さらに自宅や職場復帰後の生活が快適に過ごせるよう家屋調査・福祉用具や住宅改修についてのアドバイスも行っております。
◇当院導入の主な物理療法機器
物理療法とは
物理的な作用を加えることによる身体の治療です。牽引(けんいん)療法*やマッサージ、温熱・寒冷・電気療法(患部に電流を流す治療)などがあり、麻痺の回復や鎮痛などを目的に行われます。
ベット型マッサージ器
ブーツ式エアマッサージ器
牽引治療
超音波治療
ワイドレンジ治療器
能動型自動間欠牽引装置
半導体レーザ治療器
超音波骨折治療器
骨折部に対してLIPUS (Low Intensity Pulsed Ultra Sound:低出力超音波パルス)という、微弱な超音波を当てることで、骨折部の骨の形成を促し、骨癒合期間を40%程度短縮させると報告されています。LIPUSは、人には感じられない程度の弱い刺激ですので、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。トップアスリートの治療にも使われており、これによりギプスなどの固定期間やスポーツ復帰を短くできる可能性があります。
体組成計
体組成計とは、体脂肪率に加え、筋肉量を右腕、左腕、右脚、左脚、体幹部の5つに分けて細かく測定できる機械です。
身体の状態を把握した上で、リハビリテーションを行い、定期的に測定することで身体の変化を視覚的に把握することができます。
◇当院導入の主な運動療法機器
パワープレート
動的ストレッチマシン
(肩・肘・首)
動的ストレッチマシン
(股関節)
ストレッチングベンチ
ツイストチェア
上肢自力運動訓練装置
下肢自力運動訓練装置
下肢自力運動訓練装置
大腿四頭筋運動器
全身運動訓練装置
体操教室
当クリニックでは予防対策にも力を入れており、介護予防、健康増進を目的とした体操教室も行っております。
運動強度に応じた体操教室を開催しています。
皆様のご参加をお待ちしております。
| はせジム | はせコン | はせFIT | |
|---|---|---|---|
| 難易度 | 弱 | 中 | 強 |
| 対象 | 高齢者 | 女性におすすめ ※男性も可 |
筋力UP ボディメイク |
| 日時 | 月・木曜日 11:30〜 |
土曜日 10:50〜 |
土曜日 11:30〜 |
【費用】
500円(税込)
【お申込み方法】
お電話もしくは受付スタッフまで
はせジム
椅子に座ったまま行う、高齢者向け(健康増進、介護予防)の体操です。
【内容】
リズムや音楽を活用した、全身運動や脳トレを楽しく行います。
【目的】
ロコモティブシンドロームの予防、認知機能の維持。
はせコン
骨盤底筋という筋肉に特化した、骨盤周囲から全身を整える体操です。
男性もおすすめですが、特に女性特有のお悩み解消に通じる内容となっています。
【内容】
特殊な小道具(ポール)を使って主に椅子に座りながら体操します。
【目的】
尿漏れ予防改善、直腸脱・子宮脱等の予防、冷えやむくみ、便秘等の予防改善。「はせFIT」の効果を高める。
はせFIT
「はせジム」「はせコン」に比べ、全身筋肉痛を感じるほどのハードな体操を行います。
参加条件:しゃがみ込み可能、ジャンプ可能、片脚立ち可能
【内容】
ヨガマット上での寝た状態から、立った状態のトレーニングまで幅広く行います。ヒップアップや二の腕のたるみ改善等、ピンポイントに効かせる内容もあります。
【目的】
運動機能の向上。ケガの予防。健康な身体づくり。ダイエット。筋力強化。心肺機能向上。







